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号令について 〜 「オスワリ」 と 「オイデ」
 

犬のしつけは大変!と思っていませんか? しつけをしなきゃ!などと構えると、かえって長続きしないもの。ゆったりした気分で楽しくやる方が、実はうまくいくようです。

      参考文献『テリー先生の犬のしつけ方教室』テリー・ライアン著
                 
  ■チャンスを生かして教える
 

犬に何かを教えるときは、犬が自然にその行動をとろうとする瞬間をとらえましょう。たとえば、オスワリを覚えさせたいときは、犬が自分からオスワリの姿勢をとろうとしたとき、フセを教えたいときは、犬が自分から寝そべる態勢になったときがチャンスです。もちろん、フードやおもちゃを使って誘導してもOK。あくまでも強制するのではなく、チャンスをとらえて教えること。あるいは飼い主が、上手にできる状況を意図的につくってあげること。これがポイントです。

 

  犬の動きをよく見ていて、犬が座った瞬間に「オスワリ」と号令をかけましょう。犬の行動に、号令をぴったり合わせるようにしてください。  
犬が床におなかをペッタリつけたら、その瞬間をとらえて「フセ」と号令をかけます。犬が号令の意味を正しく理解するまで、何度も繰り返しましょう。
犬がオスワリしているときに、犬の鼻先に手をパッと広げてみましょう。犬が「え?なに?どうしたの?」という顔で動きを止めたら、その瞬間に「マテ」と号令をかけます。
犬と目があった瞬間に、犬がうれしそうな顔をして飼い主のもとに走ってくる気配があったら、そのタイミングをとらえて「オイデ」と号令をかけます。フードやおもちゃを見せて、意図的にチャンスをつくってもかまいません
  ■号令は1回だけ、はっきりと
  犬に号令をかけるのは、犬が号令の意味を正しく理解してからにしましょう。犬が号令の意味を理解していないのに、安易に号令をかけると、犬は混乱してしまいます。まずは号令の意味を確実に教えること。そして号令をかけるときは、犬に媚びたり、大声を張り上げたりせず、ふだんどおりの声で、犬にはっきりと伝えましょう。どんな号令も、発するのは1回だけにしてください。犬がその姿勢をとるまで、何度も号令をかけている飼い主さんがいますが、犬が従わないからといって、2度も3度も号令をかけるのは禁物。号令に従わない状況を、できるだけつくらないことが大切です。うまくできないときは、しばらく時間をおいて、あらためてチャレンジすること。一度にあれもこれも覚えさせようとすると、犬に負担がかかるうえ、失敗する回数も増えてしまいます。なるべく失敗させないで、犬に成功体験だけを積ませるのがしつけのコツ。焦らず、時間をかけて気長に練習しましょう。

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