動物病院と飼い主さんを結ぶコミュニケーションサイト





  食べてはいけないものを食べてしまう

秋、犬・MIX、9ヶ月、雄、未去勢、3.5kg
2007/03/06

兄弟2匹で捨てられていたところを我が家に迎えました。
そのうちの1匹が、くつしたや布製品を噛み、しまいには飲み込んでしまいます。
また、食糞もあり、自分とその兄弟のだけを食べているようです。
とても人懐こく、猫や犬に対しても寛大で、遊び好きなとてもいい子なのですが、色々なものを食べてしまうので体のことがとても心配です。
物はすべてしまうように心がけていますが、食糞のほうは、食糞用のスプレーやごはんに混ぜるものを試してみましたが平気で食べてしまいます。



食べものでないものを食べてしまう事を異嗜、糞を食べる摂食行動を食糞症といいますが、どちらも食欲の旺盛な若い犬に多くみられます。
異嗜は場合によっては腸閉塞の原因にもなりますので注意が必要です。原因は特定できない事が多いのですが、代謝障害や多食に繋がる病気がないか獣医師の診察を一度受けてみてください。また、異嗜に拍車をかける様なストレスや分離不安などがあれば、是正すべきでしょう。
食糞症もまた厄介な問題行動ですが、原因は様々です。食餌中の栄養素のバランスが悪かったり、量が不足していたり、また動物自身の消化能力や吸収に問題があったりしておこる場合があります。また、飼い主が食糞の現場を見て大騒ぎすることによって、この行動を強化してしまうこともあります。この場合も一度獣医師の診察を受けられることをお勧めします。
異嗜も食糞症も飼い主さんにとっては悩ましい問題ですが、先ず一番効果のある対策としては、動物の周りには、食べられては困るものは置かない。排便をしたら速やかに便を始末するということでしょう。そして、一度は動物病院で診察を受けておく事も忘れないで下さい。

JAHA内科・外科認定医 石川一成先生
(長野県・石川犬猫病院)




Copyright (c) 2006 株式会社アート・ビジネス 会社概要お問合せ個人情報についてリンクについて サイトマップ