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  癲癇(てんかん)で悩んでいます。
ねね、ゴールデンレトリバー、2歳10ヶ月、雌、避妊済 2006/7/14
はじめまして、ゴールデンレトリバーの「ねね」と言います。もうすぐ2歳10ヶ月です。雌です。避妊は生後7ヶ月か8ヶ月くらいでしました。今は25キロくらいです。ペットショップで購入した犬です。
1歳になる少し前から癲癇発作を起こすようになりました。今は大体、月に2回起します。1日に6回〜8回は痙攣発作を起します。はじめは手足を硬直させた感じになり、口を大きく開けます。そして、大きな声を出します。目も見開いている感じです。それから自転車でもこいでいるかのように手足を動かします。おしっこもしてしまうし、ウンチもしてしまいます。口は泡をふいた様になり、よだれでネトネトになります。一度病院へ連れて行ったことはありましたが、薬を飲ませても同じように起こり、回数は減りませんでした。今は病院には行っていません。主人は人間でも難しい病気なのにましてや動物、どうしようもないと言います。でも私は少しでも体が楽になるように考えてあげたいと思います。まだ、年齢も若いのでこれからのことを思うと・・・・。何回も発作をおこして、回数はどんどん増えているので、それによって寿命が縮んだり、とか、体にどんな影響を及ぼすのか心配になります。5歳と7歳の子供がいて、なかなか犬に莫大なお金をかけることもむずかしいのですが、少しでも何かしてあげたくおもいますので、良い方法がありましたら、おしえてください。宜しくお願いします。



ねねちゃんの発作は心配ですね。
さて、そのねねちゃんですが、発作の発症年齢、症状、犬種から考えますと発作の原因としては、やはり真性癲癇(てんかん)が一番考えられるでしょう。真性癲癇の診断は、各種検査を実施して脳波検査以外には異常が見られないことでなされますが、今回は癲癇と仮定してお答えします。

まず、病院で投薬を受けても発作が減らないとのことですが、どの位の期間、何を投薬したかが不明ですが、一般的に抗てんかん剤がしっかり効くまでには7〜10日かかります。したがって10日間飲ましても発作が減らないということでしたら、病院で以下のことをお願いすると良いでしょう。

(1)投薬直前の血液中の薬物濃度測定をしてもらう。そして血中薬物濃度が不足していれば薬用量を増量してもらう。

(2) 有効血中濃度でありながら発作が起こっている場合は、他剤併用か他剤に変更することを考える。

上記のことを実施することで75〜80%の症例で発作は制御されるでしょう。もし、運が悪く制御されないほうにはいってしまったら、専門医での診察を受けてください。
発作が5分以上持続しますと、脳細胞にダメージが起こりだします。そして20分以上続くと永続的な神経障害が引き起こされると言われています。したがって、発作の前兆がわかればその時に、また発作が起こってしまったらその時点で、直腸内に薬物を注入してあげられるようにしておくと、発作の程度は軽減されるでしょう。そして、この処置により緊急外来診療を減らし医療費削減が得られるでしょう。
一般的には、常用している抗てんかん薬はそれほど高価なものではありませんが、体重が重いねねちゃんでは大変かもしれません。主治医の先生とよく相談されるのがよいでしょう。真性癲癇は発作さえ制御できれば、怖い病気ではなく長い寿命も期待できますので頑張ってください。

JAHA内科・外科認定医 石川一成先生
(長野県・石川犬猫病院)



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