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突発(突然変異)のアルビノについて

ぷりん、MIX、1才、雌、未避妊
2007/10/29

今年の春先に外出先で拾って帰った野良の子猫(メス)をプリンと名付け可愛がって飼っています。毛色はアイボリーですが鼻先・耳先・手足の先・尻尾の先がうっすらと茶色く、目(人間で言うと白目の部分)が青いため、ネットで調べていたら「アルビノ系のサイアミーズ遺伝子を持つシャムのブルーポイント」と現象がピタリ一致していました。よく見るとひたいや尻尾にうっすら縞模様も伺えるので基本的には雑種なのでしょうが。しかし、もう一点、瞳が兎みたいに赤く、視力がとても弱い様です。この部分は「突発(突然変異)のアルビノ」として掲載されていたものと一致します。ネットで色々調べて見ましたが、いずれもこの「サイアミーズ」と「突然変異のアルビノ」は異種のものとして紹介されていますが、確率論含め、この2つの現象が複合する事はありえるのでしょうか?特に後者は「紫外線などで失明しやすく、体質的にも非常に弱く薄命」とも書かれていましたので今は万全の体制で屋内で飼ってあげていますが、これらの事ををまだ知らない時には外に出していたので、その際近所の野良と交配したらしく、先月5匹の子を産みました(妊娠後の乳房の変化などから、プリンにとってもこれが初産だった様です)。相手のオス猫は私も見た事がありませんが多分間違いなく雑種の野良だと思われます。生まれた6匹のうち、4匹が白毛でしたが1匹は生まれた翌日に死んでしまいました。残りの白3匹の目が開いてみると真っ赤なので驚きました。他のの2匹は毛色も目も黒です。生後4週間が経ち、白毛の3匹に変化が現れはじめ、尻尾や顔の毛の一部に薄っすらと黄色っぽく色が着いてきました(目は赤いままです)。既に里親も内定し、乳離れさせたら手渡す予定でいるのですが、アルビノ猫としての説明をしたうえで室内で飼う事を推奨し、渡すべきかどうか、悩んでいます。上記、「サイアミーズ遺伝と突発性アルビノの重複」の可能性もさることながら、「哺乳類のアルビノは非常に珍しい」とか「片親だけがアルビノと言う組み合わせでのアルビノ遺伝は珍しい」とか言う事も聞きました。子猫の里親となってくれる方々への説明の要否と同時に我が家のプリンの不妊手術も悩んでいます。なるべく、我々人間の手を加えず自然に飼ってあげたいのですが、プリン含め、もし彼らが本当にアルビノで、今後も弱視薄命の可愛そうな運命を背負って生まれてくる子猫が頻発する様であれば、不妊処置に講じるべきか非常に悩んでいます。長くなり申し訳ありませんがアドバイスいただきたく宜しくお願いします。




プリンちゃんの毛色について「アルビノ系のサイアミーズ遺伝子を持つシャムのブルーポイント」と判断されておられます。人間の白目に当たる部分が青いとのことですが、瞳の周りの虹彩の部分はいかがでしょうか?光の入力を調整しているシャッターの部分です。

この虹彩が青ければ「アルビノ系のサイアミーズ遺伝子を持つシャムのブルーポイント」ということになるかと思います。2〜3歳までは虹彩の色も変化することがあるようです。

完全なアルビノであれば、すべての色素がなく、マウスのように目も赤いはずです。

したがって複合して現れると言うことはないと思います。白い毛だからアルビノというわけではありません。

「アルビノ系・・・」とあるように虹彩が青いのであれば、それはアルビノのように色素が薄いためですから紫外線による失明のリスクはあるかと思います。

しかし、問題は別なところにあるのではないでしょうか?

まず、室内外を自由に行き来できるような飼育形態を「紫外線から目を守るため」に室内飼育にしたとのことですが、心配するところはそこですか?

伝染病の心配はなさらないのでしょうか?予防注射で防げる病気もありますが、

猫エイズや猫伝染性腹膜炎は、予防注射がありません。大丈夫なのでしょうか?

相手が伝染病をもっているかどうかもわからずに交尾して、感染の心配はないのですか?

今や日本国中どこに行っても車が走っています。交通事故の心配はしなくていいのですか?不妊手術をしなければ、発情もします。室内飼いによるストレスはないのでしょうか?

なぜ不妊手術がそんなにいやなのでしょうか?

不妊手術の是非については、いろいろな意見があります。否定的な方は、決まって「自然がいいから」とおっしゃいます。しかし、「飼う」という行為は不自然なのです。「自然に飼う」という言葉は矛盾しています。「自然」に「飼う」ことはできないのです。不自然な行為を始めてしまった以上、人間にはその猫に対する責任が生まれます。純血種の交配など明確な目的、管理技術を持たないのであれば、不妊手術は、むしろ飼い主様の責任であり義務であると私は考えています。したがって、遺伝学的な資質に関わらず、プリンちゃんも子猫たちも室内飼いをし、それを快適にするためにも不妊手術は必須であるというのが答えです。

JAHA外科認定医 林真人先生
(大阪府・はやし動物病院)




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