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便に血がつく

モモタロウ 雑種 雄 1歳半 去勢済み 5kg
トラミ   雑種 雌 3ヵ月 避妊未  2kg
ピグミー  雑種 雌 3ヵ月 避妊未  2kg
完全室内飼い 2006/9/22

はじめまして、私は3匹の猫と一緒に暮らしています。相談というのはトラミとピグミーのことです。 家の子達は、捨て猫で保護した子です。 今年の7/1にトラミとピグミー(姉妹)を保護しました。最初は2匹とも下痢をしてしまい、便に血が混じるため病院を受診。子猫用のミルクが原因の腸炎と診断され、処方フードを1週間ほど食べさしたら下痢は2匹とも改善しました。しかし、便に血がついてくるのは、よくなったり悪くなったりであまり改善が見られません。食欲はありますし、活発に運動もします。 先住猫とも上手くいっていて本当の親子のようです。 先住猫は雄ですが、おっぱいを吸わせてあげたり、体をなめてあげたりしてくれています。 ワクチン接種のときに、再度検便も診察もしてもらいましたが特に問題はないといわれました。 しいて言えば、腸が弱いのではないかとフードをいろいろかえてみてはとのことでした。 フードを変えてみたりしているのですが、先住猫もいるためなかなか上手くいきません。 便は茶黄色で血がつくときは、有形軟便です。 血がつかないときは硬いコロコロした便です。 便じたいに血が混じることはなく一部に鮮血が付着しているという感じで、肛門にもついています。 吐くことはないです。体重も順調に増加しています。 今は元気ですが、何か基礎疾患があるのではと不安です。悪化する前に治療したほうがいいのではと考えております。この子達は病気なのでしょうか?  




トラミちゃん、ピグミーちゃん共に食欲もあり嘔吐もなく順調に体重が増えており、血液が混じる程度の軟便であることから軽度の大腸性疾患を疑います。一般的に慢性的な軽度の大腸性疾患が疑われる場合、
1)寄生虫検査を繰り返し行う。浮遊法、遠心分離法など特殊な検便も含む。
2)診断の困難な寄生虫(ジアルジア,鞭虫症は糞便検査では検出できないこともある。)には試験的駆虫をする。
3)食事療法(除去食、高線維食)に対する反応を試してみる。
4)結腸炎の経験的治療(メトロニダゾール、スルファサラジン)に対する反応をみて診断する。
以上のようなことが推奨されております。 かかりつけの先生もそのために寄生虫検査をし、食事の変更の指示をだされたのかと思われます。 大腸性疾患には、「寄生虫疾患」「食事アレルギー」「炎症性腸疾患」「ウイルス感染に伴った腸疾患」「細菌および真菌感染による腸疾患」「肝臓、腎臓疾患」などがあり、改善せずに続く場合には糞便の細菌検査、細胞診、血液一般検査、血液生化学検査、尿検査、ウイルス検査およびエコー検査、直腸鏡検査などが必要になる場合もございます。子猫でもありますし、かかりつけの先生によくご相談され、まずは負担の少ない検査よりしていかれることをお勧めいたします。

JAHA外科認定医 菅野 信二先生
(南が丘動物病院)




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