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  デブ猫は、病気なんでしょうか?
トモゾウ、日本猫、9歳、オス、未去勢 2006/6/1
うちのトモゾウは、ぽっちゃりぎみ。いわゆるおデブちゃんです。
子供の頃は、スマートでよく走り回っていましたが、いまはあんまり運動もしません。昔は、家から出して自由にさせた時代もあったのですが
最近は、御近所とのトラブル予防も兼ねて、家から出さないようにしています。
だから、運動不足もしかたがないと思うんです。
ただ、太った猫には、イエローファットとかいう病気の可能性があると聞いて、心配になってきました。その病気徴候や、予防方法などがありましたら、教えて下さい。それから、糖尿病とかにもなりやすいと聞きましたが、本当ですか?



ぽっちゃりおデブの猫ちゃん、かわいくて愛嬌がありますよね。
このままでも、健康であれば何も問題ないのですが、ご承知のとおり、いろんな病気の予備軍になっています。
肥満は、体内に脂肪が過剰に蓄積された状態のことをいい、1日に消費するカロリーよりも、1日で摂取するカロリーが多くなっている場合に起こります。
猫の場合、食べ過ぎにより摂取カロリーが増えすぎてしまったことが肥満の一番の原因で、糖尿病や肝リピドーシス、猫泌尿器症候群、心臓疾患などの病気になりやすいといわれていますので、肥満自体を病気と考えるとよいかもしれません。 肥満=病気であるならば、これは適正体重まで減量させるという、治療が必要になります。
太る原因が 摂取カロリー>消費カロリー ですので、摂取カロリー<消費カロリー となれば、減量できます。
摂取カロリーよりも消費カロリーを増やす方法は、
1 摂取カロリー(食べる量)を減らす。
2 消費カロリー(運動量)を増やす。
3 摂取カロリーを減らして、消費カロリーを増やす。
の3つしかありません。
運動量を増やすといっても、気まぐれなで有名な猫という動物は、思うように運動などしてくれません。食べる量を減らす場合、食事をほしがる猫が足元にまとわりついて、かわいそうになって食事制限ができないということも考えられまし、極端なカロリー制限は肝リピドーシスを起こすことがあります。適切なカロリー制限と減量をするためには、健康に細心の注意を払いながら、長時間かけて行う必要があると思います。ちびまるこちゃんのおじいちゃん“トモゾウ”はテレビで見る限り、太っていませんよね。かかりつけの動物病院の先生と上手にタッグを組んで、栄養管理をしてもらいつつ、健康的な減量を成功させてください。
またイエローファットについてですが、黄色脂肪症といいまして、魚などに多く含まれる不飽和脂肪酸の摂りすぎと、ビタミンEの欠乏によって、脂肪が変性して(壊れて)しまい、強い痛みをもたらす病気です。最近は、キャットフードが普及したため、この病気の猫に遭遇することは珍しくなりました。肥満猫に限らず、痩せている猫でも魚しか食べないと発症する危険性がありますので、栄養のバランスの取れたキャットフードを与えるのが最善の予防となります。

JAHA外科認定医 鈴木淑剛先生
(静岡県・ダクタリ動物病院焼津センター病院)




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