もともと夜行性のハンターだった猫は、暗闇に近いところでも目がよく見えます。猫の目は、人間の目より光の調節機能が優れているからです。薄暗いところでは、瞳をいっぱいに開き、目に入る光の量を増やします。そのうえ、目の奥には鏡のような膜(輝板といいます)をもっているので、かすかな明かりでも上手に利用できるのです。ライトにあたると目が光るのは、この鏡のような膜が光を反射するためです。ところで、周囲の明るさとは無関係に、さまざまな刺激によっても猫の瞳は変化します。たとえば、食事の皿が出てきたときや、興味のある音(たとえば猫缶を開ける音や虫の羽音など)を聞いたとき、見知らぬ人が近づいてきたときなどがそう。うれしいときも、おびえたときも、猫の瞳は一瞬にしてパッと大きくなるのです。
猫はじっと見つめられるのがなによりも苦手です。恐がらせないようさりげなく観察しましょう。 0
猫は、耳を左右別々に動かすことができます。うたた寝していても、気になる音がするとすばやくその方向に耳を向けて音をとらえます。人間には聞こえないかすかな音も、ちゃんと聞き分けることができるのです。遠くにいても缶詰を開ける音を聞き逃さなかったり、外出先から帰ってきた飼い主の足音をいちはやく聞き分け、玄関先で出迎えたりするのは、まさにこの“スーパー耳”のおかげ。その代わり、大声や子どもの甲高い声はちょっぴり苦手です。 耳をみれば猫の気分がわかる?! ●前方やや外向き……満足モード「いい気持ちだニャン」 ●前向きでピン!……警戒モード「ムムッ、何か来たぞ」 ●ピクピク………………葛藤モード「イライラ」 ●耳を寝かせたら………防衛モード「コワイ、やめて〜」 0 耳がにおうときや、耳だれが出ているときは、すぐに病院へ。 0
猫が爪をとぐのは、爪を鋭くとがらせるためというよりも、古くなった爪をはぎ落とすためです。そのほか、自分のにおいをこすりつけ、気分を落ち着ける意味もあるといわれています。飼い主にとってはあまりうれしくない行為ですが、生まれもった本能なので認めてあげましょう。傷つけられたくない柱や家具は、あらかじめ布などで覆ってしまうことです。そして、とぎ心地のよい爪とぎ器をプレゼントしてあげてください。猫によって好みがあるので、爪とぎ器に見向きもしないときは、別のタイプのものを試してみることも大切。新しく買ってきたら、猫の手をもって優しくとぎ方を教えてあげましょう。