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コンパニオン・アニマルには
いつまでも健康でいてほしい。
そう願う飼い主さんへのアドバイス。
       

やぁ、ロッキー。また大きくなったね。

1歳になったの。日に日に大きくなっていくわ。
犬や猫は、最初の1年でほぼ大人の体格になるからね。ロッキーは人間でいうと15歳ぐらいだな。ん? それにしても、ちょっと体重が増え過ぎてるぞ。
食いしん坊なんだもの。フードもパッケージに書かれた分量では足りないの。すぐに食べて、「もっとちょうだい」っておねだりが大変。
食欲が旺盛なのはいいけれど、ケイコちゃんがおねだりに応えていたら、ロッキーはおデブさんになっちゃうぞ。太ってしまってから減量するのは大変なんだ。フードの分量はちゃんと守ってほしいな。それから、おやつやごほうびもあげすぎないこと。ごほうびをあげたら、食事からその分を差し引くぐらいにしなくっちゃ。
         
           

ドライフードって、カラカラとお皿に移すだけでしょ。なんだか簡単すぎて、愛情がこもっていない気がするのよね。たまには手間をかけて食事をつくってあげようかな。

手づくりがダメとはいわないけれど、大変だよ。必要な栄養やカロリーをちゃんと満たす食事をつくるにはそれなりの知識が必要だし、時間も手間もかかる。ロッキーと一緒に遊ぶ時間が短くならない?

そうね。じゃあ、ドライフードをメインにして、私の食事からほんの少しだけおいしいものを分けてあげるっていうのはどう?

気持ちはわかるけれど、ロッキーに人間が食べる物をそのままあげるのはやめた方がいいな。人間の食べ物を分け与えていると、ロッキーはいつもおねだりするようになるよ。犬には食べさせてはいけないものもたくさんあるんだ。それを「ダメ!」と拒むより、最初から「食べ物は別だよ」と教えた方が、ロッキーは納得すると思うよ

人間と同じで、犬や猫にとっても肥満は万病のもと。「コロコロしている方がかわいい」などといっている場合ではありません。体重が重いと心臓や肺、骨や関節に負担がかかりやすく、結果的に寿命を縮めてしまいます。とくに気をつけたいのは成長期の「食べさせすぎ」。脂肪細胞を増やし、太りやすい体質をつくってしまいます。コンパニオン・アニマルには、栄養のバランスがとれた良質のフードを選ぶとともに、分量をきちんと量って与えることが大切。できれば体重の増減を記録し、脂肪のつき具合をときどき獣医師にチェックしてもらいましょう。
コンパニオン・アニマルが「太ったかな?」と感じたら、放っておかないですみやかに獣医師に相談しましょう。飼い主さんが勝手に判断してフードの量を減らすのはとても危険です。栄養不足から体調をくずしたり、空腹感がストレスになって異常な行動に出たりすることもあるからです。犬や猫にダイエットをさせるには、特別な栄養管理が必要です。獣医師の指導のもとで正しい食事療法に取り組んでください。
人間が健康に暮らすには栄養のバランスが大事だといわれますが、これは犬や猫にとっても同じこと。「うちの子は○○が大好きなの」といって、好きなものばかり食べさせる飼い主さんがいますが、偏食を許すと栄養のバランスがくずれ、病気を招いてしまいます。なかには「家族の一員なんだから」と言って、人間が食べるものをそのまま分け与えている飼い主さんもいますが、これはかなり危険なこと。タンパク質やカルシウムが不足し、塩分のとりすぎで心臓や腎臓を傷めてしまうからです。人が食べるお菓子類も、犬や猫にとっては百害あって一利なし。コンパニオン・アニマルの健康を守るために、ねだられても「人間の食べ物は与えない!」と決めておきましょう。

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